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ベトナム人技能実習生の受け入れ <山口工場>【積水ハウス株式会社】

2022.10.17 (月) updated

コラムサムネイル
  • # 企業事例
  • 積水ハウスグループでは、技能、技術または知識の開発途上地域への移転を図り、開発途上地域の経済発展を担う「人づくり」に協力する国際貢献を目的とする技能実習制度に基づき、外国人技能実習生の受け入れを行っており、山口工場では2020年3月から、5人のベトナム人技能実習生が働いています。指導・育成方法、受け入れ後の職場の変化などについて、話を聞きました。

  • 技能実習生の努力と成長が周囲への刺激に
    職場全体のコミュニケーションが深まり、組織が活性化

    一人ひとりと向き合う環境づくり

    積水ハウスで初めて、技能実習生を受け入れることになった山口工場。前例のない中、わからないことばかりで不安はありましたが、監理団体※(協同組合トータルネットワーク)との打ち合わせや、派遣スタッフ教育で培った経験などを踏まえ、基本的な受け入れ準備を進めていきました。具体的な対応策は、技能実習生たちの顔を実際に見て、状況や様子を見ながら考えていくことに。当初は言葉の壁も感じましたが、彼らの真面目さや明るさにも救われ、距離はなくなっていきました。特に気を配っているのは、5人が意欲的に学び、何でも相談できる環境づくり。勉強会をはじめ、仕事や生活の中で気づいたこと、改善したいことなどを話し合う時間も設け、コミュニケーションを深めています。
    ※外国人技能実習生を受け入れ、技能実習計画の作成指導や実習実施者に対する監査業務等を担う機関

    勉強会の様子

    ひらがなを交え丁寧に説明


  • 実践を通じて溶接技術を手厚く指導


    技能実習生の配属先は、屋根部材の溶接を行う専門部隊です。ベトナムで基本的な溶接講座は受講しているものの、実務の経験はほとんどありません。そこでまず、溶接に必要な知識や用語に加え、高品質部材の生産に関わる心構えや安全面の重要さについて細かく指導。現場では、技術指導者が目の前で作業を見せ、時には手を添えながら細かな動きを教えていきました。ダメな部分はダメとはっきり伝え、なぜうまくいかないのか、どうすればいいかを考えるようアドバイス。溶接は感覚的な部分もあるため、技術習得は決して簡単ではありませんが、5人は切磋琢磨しながら成長し、3カ月目には主要工程を担当できるまでに。積水ハウスの家づくりを担う責任と誇りをもち、仕事に取り組んでいます。

    工場での溶接作業

    技能実習生用の工場内のサイン

  • 日本での生活もきめ細かくサポート


    技能実習生は、社員寮で共同生活を送っています。調理室でベトナム料理を作ることもでき、孤独感や不便さを感じることは特にないようです。また、通勤用として自転車を一人一台ずつ貸与し、生活指導者が日本の交通ルールや安全な道順などを丁寧に指導。近所にある店舗や施設の利用方法、惣菜が割引になる時間帯があるといったスーパーでのお得な買い物の仕方など、日本での生活に役立つアドバイスも行っています。また、新型コロナウイルス感染防止対策をしながらプライベートで一緒に食事に行ったり、海でバーベキューを楽しんだりすることも。監理団体との連絡も密に取りながら、技能実習生が安心・安全に生活できる環境を提供できるよう、きめ細かなサポートを心がけています。

    スーパーで買い物

    従業員が作成した技能実習生用の国語のプリント


  • 技能実習生とともにさらなる成長を


    「高度な溶接技術を身につけたい」「家族を養うためお金を稼ぎたい」「日本語を習得したい」など、それぞれに明確な目的を持ち努力を続ける技能実習生たち。故郷や家族と離れ、前向きに頑張るその姿に、ベテラン技術者も刺激を受けているようです。高齢化が進んでいた部門に若い力が加わったことで、技術の伝承にやりがいを感じながら指導しています。さらに、彼らの向上心や明るさは、他部署の従業員にもよい影響を与え、一人ひとりのモチベーションが高まっていると感じます。コミュニケーションが活性化し、以前よりも協力し合う職場環境や風土が醸成されてきました。技能実習生たちに負けないよう、皆で力を合わせながら成長していきたいと思います。

    職場全体が明るく活性化

    朝礼の様子


  • 監理団体からのメッセージ

    技能実習生が安心して仕事に取り組める環境づくり、指導力に感心します。

    協同組合トータルネットワーク
    代表理事 木村 誠 氏

    技能実習生の受け入れにあたり、事前準備の段階から意欲的に取り組まれていたことがとても印象的でした。当初は戸惑いやわからないことも多々あったと思いますが、今はとてもよい関係が生まれていると感じます。「ベトナム人技能実習生」と一括りにせず、それぞれの個性や特性を理解した上で指導する。日頃から一人ひとりとしっかり向き合い、何かと声をかけてコミュニケーションを深める。こうした姿勢は、受入れ企業として当たり前に取れるものではありません。技能実習生にとって、困ったり迷ったりした時、何でも相談できる相手や環境があることは、とても心強く支えになるものです。入社半年が過ぎた今、技能実習生たちが「積水ハウスの一員」として誇りをもって働いていることがよくわかり、彼らの成長を見守る現場指導者の方々の熱い思いも伝わってきました。3年間の技能実習期間を振り返り、「本当によかった」と皆が言えるよう、私たちも引き続きサポートに努めてまいります。

  • 住宅メーカー初、ベトナムに技能訓練施設を開設


    2019年11月、ベトナムのハノイに、住宅メーカー初となる当社住宅建設工事向けの技能訓練施設を開設。ベトナムからの技能実習生の受け入れ体制を強化し、国内の建築現場での施工力の確保、ダイバーシティ経営の推進を図ります。

    当社国内研究所での現地技能実習訓練施設

    ベトナム人向け研修施設の様子

    家族説明会の様子



    ◆会社概要◆
    名称 :積水ハウス株式会
    代表取締役 : 仲井 嘉浩
    所在地 :大阪市北区大淀中一丁目1番88号 梅田スカイビル タワーイースト
    事業内容 :
    1.住宅、各種建築物、開発事業の企画・設計・施工・請負及び監理
    2.不動産の売買・賃貸借・管理及び不動産経営コンサルティング
    3.その他関連事業
    企業URL :https://www.sekisuihouse.co.jp/

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