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2023年9月7日

カギは「コミュニケーションと自己開示」フルリモートでも成長し合える環境のつくり方|働き方のサンゴ礁 【株式会社Waris】

  • 企業インタビュー

ダイバーシティ推進に先進的に取り組む企業の“多様な働き方”に焦点を当てた企画、「働き方のサンゴ礁」。

今回は、株式会社Waris(以下、Waris)人事の篠原さんにお話を伺いました。社員の9割以上が女性というWarisでは、どのようにしてダイバーシティを実現し、社員の活躍に繋げているのか。その内部に迫ります。

篠原 未来さん
所属:株式会社Waris
担当:人事

総合商社にて機械営業に従事したのち、配偶者の転勤に伴い離職。中東・アフリカで育児のかたわらニュース翻訳者として活動し、帰国後Warisにジョイン。現在は人事チームとマーケティングチームを兼任。東南アジア生まれ・育ち、2023年9月に渡米しフルリモート体制になる予定。国家資格キャリアコンサルタント。

創業以来、女性のライフとワークを応援し続けてきたWaris


ーーWarisはどのような会社ですか?

私たちは、女性の多様な働き方への支援を通じて、すべての人の自分らしい人生を応援する人材サービス企業です。「Live Your Life すべての人に、自分らしい人生を。」をビジョンに掲げ、自分らしい生き方を実現する人を増やすことで、希望に満ちあふれた社会をつくっていくことを目指しています。2023年6月からは、ベネッセグループにグループインしました。

ーー女性が多く活躍している会社とのことですが、どのような環境ですか?

意図してそうなっているわけではないのですが、現在は約9割が女性です。サービス自体、主に女性がターゲットということもあり、共感して集まったメンバーは自然と女性が多くなっています。ダイバーシティという意味ではここは弊社の課題でもあるのですが、経営企画のディレクターには男性がおり、その方の意見をとても大事にしています。
これまで女性が感じてきたマイノリティとしての疎外感や働きづらさはWarisでは感じづらくなってしまっているので、その男性ディレクターからの意見であらためて「そうだったな、マイノリティにはこんなやりづらさがあったな」と気付かせてもらっています。

ーー篠原さんはじめ、Warisの皆さんはどのような働き方をされているのでしょうか?

働く場所についてはかなり自由度が高く、出社・リモートはどちらでもOKです。国内外からリモートで働くことが可能なので、お子さんの夏休みに数週間海外へ行き、そこから稼働するメンバーもいます。私自身、近々海外へ引っ越すのですが、フルリモートでWarisの仕事を続けます。
またフレックスタイム制を導入しているため、時間の融通もききます。場所・時間にとらわれず、どんな環境でも成果を出そうとする達成意欲の高いメンバーが多いですね。

フルリモートのメンバーを繋ぐ「コミュニケーション量」と「自己開示」


ーーリモートワークの課題としてよく言われるのが、「コミュニケーションとパフォーマンス」だと思います。Warisではどのような取り組みがあるのでしょうか。

コミュニケーションは質よりも量だと考えています。弊社ではコロナ禍前からフルリモートが当たり前の職場だったのですが、2年ほど前に仮想オフィスを導入しました。仮想オフィス内を移動して誰かに話しかけたり、一緒に会議室に入ったりして、離れた場所でも同じ空間にいるような気持ちで業務をしています。

また、Warisのビジョン「Live Your Life」をまず自分たちが体現していこうというのが前提にあるので、自己開示の機会も多いです。自分の生い立ちや、得意なこと・不得意なこと、今後のキャリアビジョンなどについて、全社会議の中で15分くらい時間をとって、持ち回りで発表していくという企画もあります。

ーーリモートワークでも、お互いのバックグラウンドについて深く知る機会があるんですね。

そうですね。そのひとのことを知っていると思うと、仕事の依頼などもしやすくなりますよね。社員からも好評で、皆さんけっこうプレゼン資料を作りこんできてくれたりして、相互理解の良い機会になっていると思います。

育児も応援しながらしっかりとしたキャリア形成を

ーー子育てをしながら働いている社員も多いのでしょうか?

お子さんがいるメンバーは多いです。なので皆さん、子どもの送り迎えやご飯づくり、習い事などの都合でちょっと抜けることにも負い目を感じることなく働けていますね。
こういうと、ゆるい環境に聞こえてしまうこともあるかもしれないのですが、時間・場所が自由なぶん、成果創出にはこだわる会社です。子育て中か、そうでないかに関わらず、半年に1度の振り返りでは1時間くらい、厳しい内容も含めしっかりとしたフィードバックがあります。また、上司との1on1も週に1度実施しています。

ーー産休・育休の取得や復帰後の働き方について教えてください。

現在60名ほどの組織で、産休・育休を取得している社員が常時数名いるような状況です。
復帰後は大前提として、同じポジションに戻ってもらっています。本人の希望があった場合を除き、ライフステージの変化を理由にそれまでの仕事から離れるといったことはありません。また、フルリモート・フレックスが可能な環境なので、時短勤務制度を選ぶひとよりも、フルタイムで戻るひとのほうが多いです。

編集後記

創業当初からライフとワークの両立に悩む女性たちの課題を解決することに取り組んできたWarisさんでは、マイノリティの働きづらさに皆で向き合う環境が実現されていました。
また現在は、女性だけが変わるのではなく、皆が変わらなければならないとの想いから「多様なひとを受け入れる」環境づくりに取り組まれ、障がいを持つ社員やLGBT当事者の社員からの声を社内制度に反映するなど、進化を続けているそうです。
育児と仕事の両立を目指す皆さんへ、篠原さんやWarisさんの想いがぜひ届いてほしいです。

◆会社概要◆
名称 :株式会社Waris
共同代表:
米倉史夏
田中美和
河 京子
所在地 :東京都千代田区神田鍛冶町3丁目7神田カドウチビル8F
事業内容 :
・人材サービス
・有料職業紹介事業(厚生労働大臣許可番号 13-ユ306255)
・雇用関係給付金取扱職業紹介事業者 認定
・各種セミナー、イベント等の企画・開催・運営
企業URL :https://waris.co.jp/

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