まだまだ働きたい方へ、アクティブシニア層の働き方
2021.9.9 (木) updated
人生100年時代と言われるようになり、定年を迎えた後もまだまだ精力的に働きたいと思うアクティブシニア層が増えてきました。
【アクティブシニアとは?】
アクティブシニアについてはっきりとした定義はありませんが、「一般社団法人アクティブシニア協会」によると、65~75歳の前期高齢者の方と定義されています。
一般的には次のような特徴を持つ人達のことを言います。
・仕事や趣味など、新しい事に意欲的に挑戦する
・自身の価値観に加えて、新しい価値観も柔軟に取り入れる
・自分のことは自分ですることが出来る
・スポーツや食事に気を使い健康である
アクティブシニアは、年齢を重ねてもいつまでも自分らしくいきいきと活動をしたいと考えており、定年後も自身のライフスタイルに合わせて仕事を続けたいと考える方も多くいます。
そして企業側も少子高齢化が進むにつれ深刻化する労働力不足を解消しようと、シニア層の豊富な知識や人生経験を活かせるような環境づくりに取り組むところも増えてきています。
今回は企業側がアクティブシニア層に求めるものを見ながら、仕事への取り組み方を考えていきましょう。【企業がアクティブシニアに求めるもの】
①即戦力
アクティブシニア層に求めるものとして一番に挙げられるのが「即戦力」
これまでの仕事経験や人生経験によって積み上げられた技術やノウハウは、一日や二日では身につくものではありません。
あなたの技術や知識は企業にとって大きな財産となることは間違いありません。
まずはご自身の経験や技術がどのような仕事に活かせるかを整理し、それを活かしてどんどん挑戦してみましょう。
②幅広い世代とのコミュニケーション
長い社会人経験や子育て経験を通して、これまで子どもから大人まで様々な年代の人達と関わりがあったはずです。
そのコミュニケーション能力を期待している企業も少なくありません。
自身の価値観も大切にしつつ、違った価値観を受け入れてみると新たな発見もあるので、積極的にコミュニケーションを取るようにしてみましょう。
③若手の育成
若手の育成に力を注いでいる企業は数多くあります。
ここでもアクティブシニア層の役割は大きいと言えます。
長年の経験によって培われたノウハウの継承は、若手の育成には欠かせないものです。
彼らが会社を引っ張っていくようになった時、あなたの継承したノウハウが必ず役に立つはずです。
ノウハウの継承と言うと少し難しいかもしれませんが、あなたの経験談を踏まえながら伝えてみましょう。
④健康であること
年齢を重ねるごとに体力は落ちるものです。
出来るだけ長く働いてほしいという思いから、シニアが働きやすいような体制を整えている企業も少なくありません。
ですが自身の体調管理が何より大切になってきます。
いつまでもいきいきと働くためにも、食事や運動など日々の健康づくりを心掛けましょう。ーまとめ
多くの企業は、あなたのこれまでの経験を活かしてまだまだ活躍してほしいと考えています。
今後アクティブシニアが活躍する機会が増えていくとともに、企業が求めるものも変わっていくかもしれません。
企業の求めるものを把握しつつあなたの経験やノウハウを最大限に活かして、いきいきと働きましょう。