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2022年9月26日

【イベントレポート】『みんなのDEIセミナー』子育てと仕事を両立する社員が活躍する組織作りと人材獲得のブルー・オーシャン戦略

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男性の育休制度、産後育休制度、時短勤務など子育てと仕事を両立するための支援策や法整備は着々と進んでいます。
しかし、実際には「共働きでなければ生活がままならず、子どもと関わる時間が少ない」「時短勤務といいながら仕事を持ち帰り隠れ残業が発生している」という声も少なからず聞こえてきます。
今回のセミナーでは、そんな子育てと仕事を両立するための「時短子育て」「時短勤務」について、株式会社素材図書の小川大介さんと株式会社SAKURUGの対談形式セミナーをお届けしました。
子育てと仕事の両立に悩み、「自分の居場所」を求めている人にこそ学んでほしいセミナーとなっています。

仕事と家庭の両立の30年間の変遷~世代による価値観の違い~(株式会社素材図書 小川大介氏)


中学受験で30年以上の指導や塾経営に携わってきた株式会社素材図書の小川さんは、仕事と家庭の両立は世代間で価値観が違うといいます。
例えば、2022年4月には育児・介護休業法が改定され、育児休業を取得しやすいような雇用環境の制度が進められています。このように、子育てをめぐる環境に合わせた制度の変更によって、社会全体も仕事と家庭のバランスが変わってきているのだそうです。

実際に小川さんが関わっている方たちは、若い世代になればなるほど夫婦で協力して子育てすることを考えている人が多いようです。
しかしながら、働きながらの子育ては難易度が上がっているとのこと。その理由は主に2つあると小川さんはいいます。

1点目は、30年で共働き世代は約1.6倍に増加しており、その結果子どもに関わる時間が減少していること。

2点目は、私立・国立中学受験者数は8年連続で増加していること。年々、子供世代の数は少なくなっているにもかかわらず教育成果を求める風潮が強くなっているのだそうです。これは、公教育への不安感、限界から教育への高い成果が求められているとのことでした。

上記2点から、現代の子育ては「限られた時間×高い教育成果の実現」が求められていると小川さんはいいます。
一見矛盾しているようなこの2つが、子どもたちの多様性を高めていくために求められているようです。そこで、小川さんが提案するのが「時短子育て」という概念です。時短子育てとは、短時間でも充分に親の愛情が届き、高い教育成果を実現できる子育てをいいます。
また、時短子育ての実現には5つの要素が必要だと小川さんはいいます。


1.子どもの理解
子どもの理解とはただ寄り添ってあげるのではなく、その子はどのような学習タイプが適しているのか。また、どのような環境にいるとリラックスできるのか、見える化して理解することで高い教育成果を出すことができるのだそうです。

2.子どもへの権限移譲
家事や勉強など、いかに子どもに役割を与えて権限を渡していくかが大切だとのことです。

3.家族全員のタイムテーブルのすり合わせ
子ども、親、それぞれタイムテーブルが異なるのが現代の状況です。そのため、可能な限りすり合わせを行い、全員が顔を合わせられる時間を作るのが大切とのことです。

4.自ら学ぶ力を意識的に育てる
小川さんは、子どもが自ら学ぶ力を育む計画を立てていく必要があるといいます。自分たちで勉強できると意識させる技術が必要とのことです。

5.夫婦・家族の子育てコンセンサスづくり
最後に、世代間のギャップ、コンセンサスをいかに取り除くかが大事だと小川さんはいいます。
これらの意識を持つのは、個人だけでなく企業側も大事だそうです。例えば、企業における業務の明確化は子どもへの権限移譲と同じような考えとのこと。このような考えが今度、議論されていくことを願うと小川さんは呼びかけました。

子育て社員の働きやすさを実現したサクラグの人材戦略(株式会社SAKURUG 森田裕矢氏)


SAKURUGのマネージャーである森田さんは、約100人の社員中20人が時短勤務、離職率1.4%、育児休暇普及率100%を実現しているSAKURUGの人材戦略について話しました。

これらの実績を実現できた理由として「受け入れる環境整備」「メンバー理解」を挙げ、時短勤務を支える仕組みとしては以下の5つを取り上げました。

1.就業時間の自由化
就業時間の自由化は、実際に取り組むと大きな障壁にはならないようです。出社が10〜14時、10〜18時までなど、社員それぞれの家庭状況をみて業務の調整ができているとのことでした。

2.時短チャット
初めて子育てを行う社員が、先輩のパパ・ママに相談できるフラットな環境を提供しているとのことでした。

3.保健室
福利厚生の中で保健室を常設し、ピルや漢方といったものを取りそろえているとのことでした。

4.生産性での評価
この部分が最も大事だと森田さんはいいます。時短メンバーは生産性が高いという意識を各社員が持っており、業務の引継ぎもグループチャットを用いて正確に行われているようです。そのため、休んだからといって評価が下がることはないという安心感が時短勤務促進につながっているとのことでした。

5.メンバーの理解
他の会社を見ていてもSAKURUGと最も違う点がメンバー理解だと森田さんは話してくれました。SAKURUG代表の遠藤さんは「家族より大事な仕事はない」という言葉を頻繁に発信しているのだそうです。会社の代表が発言するからこそ、メンバーの意識も高まります。その結果、生産性の高い集団であるという意識と、限られた時間でも高いパフォーマンスを発揮できる環境が整っているのだそうです。

他に、SAKURUGの事業でもあるD&Iの推進に関して、企業側のメリットとして「業績の向上」と「優秀な人材を確保」を取り上げて話していました。
例えば、経済産業省のデータでは働き方への多様性を取り入れることで、企業の業績が上がっているデータもあるようです。また働き方の多様性を求めて、優秀な人材も入ってくるとのこと。
このように、働き方への多様性を認める組織づくりが大事だと森田さんは呼びかけました。

企業が支援できる仕事と家庭のサポート方法とは(対談:株式会社素材図書 小川大介氏、株式会社SAKURUG 木村杏子氏)


小川さんは、子ども自身の自己肯定感や学びを進めていける家庭像は、ママたちが笑顔でいられるという安心感が必要だと考えているようです。さらに、パパがママを応援しているという条件もあるとのこと。それらを実現できているSAKURUGについて、SAKURUGの木村さんと対談形式で語ってくれました。


まず、「SAKURUGの常識と、他社の非常識」について木村さんが説明しました。そもそも、「時短でもできる仕事」ではなく「短い時間でどこまで生産性を上げられるか」という視点を持つことが大事とのことです。限られた時間でどれだけの成果を出すかという姿勢が社内に浸透しているからこそ、短い時間での成果にこだわることができるのだそうです。

またビジョンへの共感や働き方への理解など、面接でどのように見定めているのかという点では、実際に採用に携わっている森田さんから説明がありました。

面接では過去の経験として、どのような想いで仕事に取り組んできたかを見ることで、マッチングミスを防いでいるようです。また、人のために考えてコミットしてきた人は、子育てをしながらも良いパフォーマンスを発揮しているとのことでした。

それ以外に、木村さんから小川さんへ「中学受験を単なる学歴主義ではなく、多様性を育む手段として考えたときに、中学受験によって子どもの多様性が開花した事例はあるか」との質問もありました。
これに対して、小川さんは「小学校のときは友達がいなかったのに、難関中学に入ってから毎日が楽しいという子どもの例は毎年聞く」と語ってくれました。

質問や事業概要など

動画内では、他にもセミナー受講者からの質問・回答や子育て、仕事を両立するための事業展開をしている「株式会社SAKURUG」「株式会社素材図書」の事業概要なども説明しています。
詳しく知りたい方は、ぜひご視聴くださいね。



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