【NERD株式会社】時間と場所にとらわれない働き方!失敗を恐れずにチャレンジし成長する環境|働き方のサンゴ礁
2024.3.7 (木) updated
ダイバーシティ推進に先進的に取り組む企業の“多様な働き方”に焦点を当てた企画、「働き方のサンゴ礁」。
今回は、NERD株式会社(以下、NERD)取締役 制作事業部 部長 田中さんにお話を伺いました。
NERD(ナード)では、国内外各地のメンバーがフルリモート・フルフレックスで勤務しており、ご自身も現在子育て中だという田中さんをはじめ子育て中のメンバーが多く活躍されています。会社として大切にしていることや働き方の特徴、その背景にある想いなどをお聞きしていきます。
お名前:田中 将伍さん
所属:NERD株式会社
担当:取締役 制作事業部 部長フルリモート&オフィスレス、各地で働くメンバーたち
ーーNERDはどのような会社ですか?
NERDでは、WEBサイト制作、WEBシステム・アプリ受託開発、WEBマーケティング支援などの事業を展開しています。
なるべく「お金と時間をかけず」に「結果の出る」アウトプットをする事にこだわり、これまで蓄積した「成功するノウハウ」をフルに活かしつつ、枠組みに囚われず「本来どうすべきか」を考え抜く事で、関わる全てのプロジェクトを成功に導く、課題解決会社です。
ーーNERDの皆さんはどのような環境で働かれているのでしょうか?
フルリモート、フルフレックスを適用しており、メンバー達は皆それぞれ国内外の好きな場所で働いています。元々、オフィスは特になくてもいいと考えており、コロナ前の創業時からオフィスは設置していないんです。最近は海外からのメンバーも増えてきていたり、NERDに勤めてから東京近郊から地方に引っ越したり、好きな地元に戻ったりというメンバーもいます。田中さん
子育てのため北海道に引っ越すメンバーも 場所・時間にとらわれない働き方
ーーフルリモート・フルフレックスの働き方について、詳しくお聞きしたいです。
フルリモート・フルフレックスなので、毎日9時-18時などの決まった時間で働く必要はなく、毎月トータルで一般的な正社員の稼働時間である160時間前後働いてくださいねとしていて、その中の時間をどうやって使うかはそれぞれに自由に設定いただいています(正社員の場合)。
子どもやペットの体調が悪くて病院に行かなければならない時は、午前は病院に行って午後に働いたり、月火はちょっと親の用事で働けなかったからその分土日で帳尻を合わせる、そんな選択肢があってもいいと思っています。
また、業務で使用するコミュニケーションツールはSlackやGooglMeetをベースにしていて、これらでほぼ全て成り立っていますね。
ーー子育て中のメンバーはどのくらい在籍されているのでしょうか。
僕もそうですし、だいたい社員の半数ほどですかね。1歳から5歳ぐらいの未就学児の子育てをしている方が多い印象ですね。
メンバーからの声を聞いていると、自分の生活と仕事の両立のワークライフバランスが取れている方が多いようです。子供を地元で育てたくて北海道に引っ越した方がいたり、エンジニアの方からは、子育てをしながら仕事ができる環境はありがたいという声を聞いています。僕自身も朝子供を送ってから仕事したり、子供を寝かしつけてからまた仕事したりと自由にできているので、ワークライフバランスは組織に浸透していると思います。
特にエンジニアやデザイナーの場合、給与だけみて選ぶと他にも全然違う選択肢がいっぱいあると思いますが、それでも残ってくれてるのはやはり働く環境に魅力を感じて貰えている部分があると感じていますし、結果として退職率もとても低くなっています。成長を提供するために 失敗を恐れずにチャレンジできる環境づくり
ーーNERDさんでは自立して動く文化があると伺いました。文化醸成のために取り組まれていることはありますか。
デリバラブルをしっかりすることですね。これは日本語で言うと成果物のことを指します。つまり、大事なのは何をアウトプットするのかであり、自分が任された仕事に対して何をしなければいけないのかというのはこちらからは指示しませんし、プロセスも気にしません。そもそもリモートなので管理も難しいです。
仕事なので、何をしなきゃいけないというのは明確で、それに向かって自分の責任範疇の中でやれることをやっていくという方法をとっていて、どうやるか分からなかったり迷うときは同僚や上司に相談をするんですが、相談を受けた側は指示はしないんです。そういうところがすごく大事だと考えています。
雇用形態によって動き方は少し違っていて、自立して動くポジション、マニュアルをベースに業務をするポジションなど業務分担をしています。
ーー会社として大切にされている考え方や方針を教えて下さい。
経済的なメリット以外で、会社に勤めることで提供できる唯一のものは「成長」だと思っています。そして成長するためには、自分に与えられた責任範疇の中で自分で考えて自分なりにアウトプットして、成功ないし失敗することが大切だと感じています。
例えば車を運転される方の場合、ナビを使って目的地に行くと道を覚えにくいことが多いと思っています。でもナビなしで運転すると道を覚えやすい。それはやっぱり自分の頭を使って自分なりに考えて動いているからであって、仕事におけるスキルアップにおいてもこれと同じようなことだなと思うんです。
だからNERDでは極力責任範疇を明確にして、担当する案件に関して自由に自分なりに考えて顧客に提案するという、責任を預けることを大事にしています。
そして同時に、責任を預ける中ですごく気をつけているのは「失敗したとき」。責任を預けて失敗した場合、これは「責任を預けられた側」の責任ではなくて「預けた側」の責任だと考えます。
ーー”「預けた側」の責任”という考え方の背景には、どのような想いや意図があるのでしょうか。
何か失敗したことに担当者が文句を言われたり、原因を追究して再発防止策が必要なのか?みたいな感じで追求されてしまうと、担当した人からそれがトラウマでチャレンジして失敗することを怖がってしまうと思っています。
そこでNERDでは、失敗した時は責任を預けた側の責任、つまりは会社の責任、とすることで、個々人がそれぞれのお仕事でチャレンジしやすい環境になるよう努めています。
そんな「失敗したら会社がサポートするから、新しいチャレンジをしていこう!」という考え方を持っているからこそ、当社のメンバーが自由にやりやすい環境ができているのかなと思います。
色々チャレンジすることから学んで成長して、楽しかったなと感じること。それがNERDとして経済的なメリット以外で提供できるものだと思っています。編集後記
NERDさんには、フルリモート&オフィスレス、フルフレックス制度などの柔軟に働きやすい制度、失敗を恐れずに責任を持ってチャレンジできる体制があり、子育てなどライフステージの変化があっても働き・成長し続けることができる環境がありました。
「メンバー全員がこの先NERDでずっと勤めているとは思わないので、次のキャリアを選択するときに、”この会社にいてよかった””次のキャリアに繋がった”と思って欲しいんです。」とお話されていた田中さん。時間や場所にとらわれずに働きたい、自立して動きながら成長したいという方に、NERDさんの働き方や田中さんの想いが届くと嬉しいです。