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【株式会社ママスクエア】”子どものそばで働ける世の中“を当たり前に!保育園でも在宅でもない働き方|働き方のサンゴ礁

2023.12.28 (木) updated

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  • # 企業インタビュー
  • ダイバーシティ推進に先進的に取り組む企業の“多様な働き方”に焦点を当てた企画、「働き方のサンゴ礁」。

    今回は、株式会社ママスクエア(以下、ママスクエア)、人事部長の椎名さん、採用担当の杉田さんにお話を伺いました。
    ママスクエアでは、全国展開している拠点にキッズスペースが併設されており、従業員の皆さんはお子さんと一緒に出社ができるそうです。その働き方や、メンバー同士の関係性についてお聞きしていきます。

    お名前:椎名久美子 さん
    所属:株式会社ママスクエア
    担当:人事部 部長
     
    お名前:杉田美菜子 さん
    所属:株式会社ママスクエア
    担当:人事部採用チーム マネージャー

  • 子どもと一緒に出社する、ママスクエアの働き方


    ーーママスクエアはどのような会社ですか?

    ママスクエアは、ママが子どものそばで働ける、保育園でもない在宅でもない新しいワーキングスペースを運営する会社です。キッズスペースを併設しているので、子連れでの出社が可能です。
    私たちママスクエアのミッションは、「”子どものそばで働ける世の中“を当たり前にすること」。子どもが健全に育つ世の中を実現するためにママ達の働く環境の改善、雇用創出などの社会課題に取り組んでいます。

    ーーーーママスクエアの皆さんはどのような環境で働かれているのでしょうか?

    椎名さん)オフィスは、キッズスペースを併設したワーキングスペースとなっているので、従業員のママたちはお子さんを連れて一緒に出社しています。
    出社したら、キッズスペースにいるキッズスタッフにお子さんを預けて、ママたちはワーキングスペースの方でお仕事をするという感じですね。
    ここでは、おむつ替えや食事を提供したりというお子さんのお世話はママがすることになっていて、キッズスタッフはあくまで見守りというスタンスです。キッズスタッフは、お子さんと遊んだり、工作をしたり、一緒に楽しく過ごすお手伝いをしています。キッズスペースとワーキングスペースは窓ガラスで仕切られているので、ママとお子さんはお互いの様子を見ることができ、安心です。

    保育施設の場合、制度のハードルが高くかつ出店場所も限られてしまうのですが、お世話はママ達で、キッズスタッフはあくまで見守りというかたちで運営することで、柔軟な出店が可能となっています。
    在席するママたちは約1500人、雇用形態は様々ですが、全員、直接雇用しています。
    業務は、主にBPO業務が中心で、他に保育事業も展開しており、1500人ものママの声を活かしたマーケティングリサーチも、現在事業として展開しています。

    きっかけは、「子どもの成長を近くで見ながら働きたい」ママたちのニーズ


    ーーママスクエア立ち上げのきっかけを教えてください。

    (杉田さん)もともとは親子カフェから始まったんです。代表は現在50代後半なのですが、3人のお子さんがまだ小さいとき、子育ては専業主婦の奥さんが主に担っていたそうです。
    ある日奥さんが疲れていたので「ちょっとお茶でも飲んできたら?」と声をかけたところ、その後お茶をして帰ってきた奥さんの表情がガラッと別人のようにリフレッシュされていた。この経験から、ママ達には子どもと少し離れて過ごす時間が必要、でも完全に離れるには抵抗があるかも?ということで子どもをみながらゆっくりできるカフェ=親子カフェをスタートしました。
    その後、面接などを通して、とても優秀なのに育児との両立が原因で仕事を諦めたママが沢山いることに気づき、子どもから少し離れられる親子カフェのような環境で仕事をしたいママもいるのではないか、もっと仕事がしやすい環境を作れないかということで、今のママスクエアの立ち上げに繋がっています。
    立ち上げを行った2014年は、ちょうど待機児童問題や保活がニュースや国会で取り上げられていたタイミングでもあり、子どもの預け先がないことが理由で、働けないママがたくさんいましたので、子連れで出勤ができ、〝子どものそばで働ける”ママスクエアのスタイルは、とても好評で求人も殺到しました。
    今は当時に比べると保育園の数も充実してきていますが、子どもの成長を近くで見たい、見逃したくないというママ、子どものお世話は自分でできる環境で働きたいというママが多く在籍していますね。


    「すみません」ではなく「ありがとう」 子育てを自分事として考えられるメンバー達


    ーー皆さんが感じる、ママスクエアの特徴は何ですか。

    (椎名さん)
    入社当時から感じていたのは、「子育てへの理解の質」が、恐らく他の会社とはレベルが違うということ。
    まず、従業員のほとんどが子育て中のママパパなので、学校行事や子どもの体調不良への周りの理解もかなりありますし、店舗の場合、子供たちがすぐ近くにいるので、みんなが自分の子供のように成長を温かく見守っている雰囲気があります。
    また、時短勤務というと、小学校に上がるまでや低学年までなどある程度子どもの年齢までと決まっている企業が多いと思うのですが、ママスクエアの場合は、子どもの年齢を制限しておらず、子育て期が終わっても必要な時に時短勤務を選択できるようになっています。
    介護や、子供の受験などの家族のライフイベントと仕事の両立のためや、本人のライフスタイルとして時短を希望することも可能です。

    (杉田さん)子育てを自分事として考えられるのは、やはり実際に子育てをしている方のほうが多いのかなと感じています。一般的に子どもは体調を崩しやすいし色々大変だよねということは知っていても、自分事として捉えられるかとなると少し違ってくる。
    ママスクエアだと、「子どもが体調不良で今日は在宅したいです。」というと、すぐに「もちろんいいよ!大変だよね。」となるし、学校行事での中抜けもみんなが温かく送り出してくれる、そんな文化がとてもいいなと思っています。


    ーー子育てと両立しやすいと感じるポイントを教えてください。

    (椎名さん)まず、時間を長く働いている人が偉いという感覚がないですね。それぞれの目標を設定し、それが達成しているかどうかが評価対象となります。役職者で時短勤務中の人もいますし、短時間勤務だから何かマイナスになるかということは全くないですね。

    (杉田さん)これまでの環境では、「休んでいいよ」となっても、結局休んだ分の仕事や責任は自分でカバーしなければいけないということもあって、休むたびに心の負荷になっていました。ママスクエアの働き方では、フォローしあう体制があるのでそういったことはない。この環境は本当に凄いなと思っています。
    学校や園のイベントの共通認識・感覚があるものいいですよね。例えば、「保護者会で明日時間休を取ります」というと、上長や周りの同僚みんな同じ感覚があるので、じゃぁ3時間ぐらい休むのかな?となる 

    (椎名さん)
    ママ達ってどうしても、「すみません」と言ってしまうことが多いと思います。
    私はある時、上長から「謝らなくていい。普段頑張ってることはみんな知っているから、すみませんじゃなくて、ありがとうにしよう。」と言ってもらって、とても救われた経験があるんです。
    申し訳ない気持ちではなく、支えてくれるメンバーに感謝を伝える方が気持ちいいですよね。それからは、自分も他の人にもそう言うようにしていて、みんなにもそうしてほしいなと思っています。また、今後は自分自身の経験も活かして、従業員の皆さんが活き活きと働き続けられる環境作り、「ママスクエアらしい人事制度」を作っていけたらと考えています。それにより、個人の成長が組織の成長とも繋がっていくような会社を実現出来たらということが今の目標です。


    編集後記

    保育園に預けて働くことが主流となっているなかで、ママスクエアさんが取り組む”子どものそばで働ける環境”という選択肢は、「子育てと仕事の両立」の多様性に繋がっていると感じました。働くことを諦めていても、ママスクエアなら自分らしく働けるという人はきっとたくさんいらっしゃるのではないかと思います。子育てと仕事を自分らしく両立したいと願う方に、ママスクエアさんの想いや働き方をぜひ知って頂けると嬉しいです。

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