産後の再就職、子育てしながら社員になるための準備とは?
2023.7.7 (金) updated

出産後に正社員として働きたいと考える女性は多いですが、子育てと仕事の両立は簡単ではありません。保育所の入所や迎えの時間、子どもの病気や行事など、さまざまな制約やハードルがあります。また、一度退職してブランクができてしまうと、再就職先を探すことに不安を感じることもあるでしょう。
本記事では、産後の就職活動において、社員になるための準備について解説します。【1. 子育てとの両立を意識した職種を選ぶ】
産後の就職活動においては、まずは子育てとの両立がしやすい職種を選ぶことが大切です。例えば、フレックスタイム制度がある企業や、在宅ワークを行うことができる企業、保育園がある企業などが挙げられます。子供を幼稚園や学校に送るために朝遅めに出勤し、早めに帰ることができるなど、働く時間を自由に調整することができます。ただし、フレックス制度を利用する場合は周囲に負担がかからないよう配慮し、仕事の成果が出せるように自己管理が必要となります。
また、女性が多数活躍する企業も、女性が働きやすい環境が整っていることが多く、子育てとの両立もしやすくなります。面談や面接の場で育休復帰の実績や会社の風土など、事前に確認しておくことをおすすめします。【2. スキルアップのための資格取得を目指す】
産後の就職活動においては、ブランクがあることがネックとなり、スキルアップが求められることもあります。産育休中のリスキリングが話題になりましたが、ここで無理をしてしまっては本末転倒です。今後のキャリアアップのために、資格取得や自己研鑽を目指していること、社内での勉強会やスキルアップの機会があるかを面接などで確認し、長い目での働き方を伝えることが大切です。【3. 企業の福利厚生を確認する】
産後の就職活動においては、企業の福利厚生も確認することが大切です。例えば、子育て支援制度がある企業では、育児休暇や託児所の利用などがしやすくなります。また、健康診断やストレスチェック、育児休暇の取得率など、社員の健康管理に力を入れている企業も、子育てとの両立がしやすい環境が整っているといえます。【4. 産休・育休明けの職場復帰に備える】
復帰後の就職活動を考えている場合は、復帰前にコミュニケーションをとることが重要です。業務内容や職場の状況が変わっていることも多いです。復帰前に職場の状況を把握し、業務の分担や調整、研修の受講などの支援が必要かなど相談しましょう。事前に声をかけておくことで、周りの理解を得ながら業務を再開することができます。
いかがだったでしょうか。
産後の就職活動には、新卒時と同じくらいの情熱と努力が必要です。しかし、子育てとの両立を考えると、時間と体力が限られているため、特に難しいものとなります。しかしその一方で、産後の女性が社会に復帰し、職場で働くことは非常に重要なことであり、多くのメリットがあることも事実です。自分自身を理解し、家族や周囲と相談協力をしながら、無理なく両立していける選択をしてください。