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【株式会社ホープス】はたらく時間と場所に多様性を。「無理をしすぎない」働き方で持続的に成長できる組織をつくる|働き方のサンゴ礁

2024.2.2 (金) updated

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  • # 企業インタビュー
  • ダイバーシティ推進に先進的に取り組む企業の“多様な働き方”に焦点を当てた企画、「働き方のサンゴ礁」。

    今回は、株式会社ホープス(以下、ホープス)CEOの坂井さんにお話を伺いました。
    ホープスでは、東京でフルタイム勤務する社員よりも地方でのリモートや時短勤務の社員が多く、それぞれが自分の生活を大切にしながら働いています。その背景にはどのような想いがあるのでしょうか。

    <インタビュイープロフィール>
    お名前:坂井さん
    役職:CEO

    1970年・東京都生まれ
    成蹊大学法学部法律学科を卒業後、1993年に高島屋へ入社。販売スタッフ教育や新規事業開発、新店開発、営業企画、経営企画、長期事業計画の立案などを担当し、2006年に35歳でベンチャー企業に転身。経営企画室長、取締役管理本部長、代表取締役を経験する中で株式上場準備も担当した。
    2011年に起業。現在も年間100本・2500人(製造業・サービス業・金融業など多岐にわたる)の企業研修、アスリート向け座学研修に自ら講師として登壇している。スポーツチームはもちろん、企業の人事担当者や受講者からも高い評価を得ている。

    「研修が届きにくい層にも届くように」社会人教育研修を幅広く手掛けるホープス

    ーーホープスはどのような会社ですか?

    社会人教育研修事業を行っています。特に、スポーツ選手や指導者への教育実績が豊富です。その他にも、外国人労働者、芸能人の大学受験や入学後の学習サポート、一般企業への教育も幅広く行っています。

    ーー教育研修事業を行うことにしたきっかけを教えてください。

    私はもともと某百貨店のいわゆる「デパ地下」で勤務していました。お客様から見れば、デパ地下で働くスタッフは、全員その百貨店の従業員に見えるかもしれませんが、実はデパ地下の約8割は社員ではなく、勤務形態も勤務契約期間も様々です。
    その中で、業務を行う上で伝えたい内容を研修したくても、全体の2割しかいない百貨店社員にしか届けることができない。つまり、同じ場所で働く従業員が、等しく研修を受けられない状況だったんです。
    こういった職場環境では、既存の大手企業が実施している企業向けの画一的な研修だけでは足りないのではないか、と感じていました。
    そういった経験から、後に起業をするタイミングで「研修が届きにくい層にも届けられるような事業に挑戦してみたい」と決意し、ホープス創立に至りました。

    ーー社会人、特にスポーツ選手への研修で工夫していることはありますか?

    従来とは異なり、現代は大手企業であっても、必ずしも上昇志向、成長意欲がある社員ばかりではありません。通り一遍の研修ではなく、ちゃんと受講生が心から興味を持てるプログラムを探しているという企業の声も聞きます。
    スポーツ選手に対しては、厳しい練習後、食事をとる前に研修を行うこともあります。
    疲れで集中できないような状況でも、気持ちを向けて受講してもらえる内容にできるよう、これまで蓄積したノウハウをもとに内容を練り上げ、話し方にも工夫をしています。

    多様な働き方を推進することで、個性豊かな人材と出会う


    ーー坂井さんはじめ、ホープスの皆さんはどのような環境で働かれているのでしょうか?

    当社は、研修を行う講師が約100名おり、社員は10名です。社員が営業や契約手続き、講師の派遣、研修プログラム立案を行っています。
    フルタイム勤務は3名で、あとは時短勤務、地方でのテレワーク、副業として勤務しています。現役のスポーツ選手や、スポーツ選手を家族に持つ者もおり、遠征や練習の関係で残業が絶対にできないという社員もいます。
    多くの社員が何かしらスポーツに関わっており、20代~60代まで年齢層も幅広いです。

    ーー働き方も年代も異なる社員の方が、円滑にコミュニケーションをとるために意識していることはありますか?

    Slackとdropboxを利用し、お互いの動きを確認し、全情報にアクセスできる体制をつくっています。
    また「全員出勤日」を月に1回設けて、地方社員も一堂に会して会議と食事をしています。
    多世代の社員がざっくばらんに話しあえるからこそ、価値観の違いを知ることができ、お互いの成長にも繋がっています。

    ーーなぜホープスは多様な働き方を積極的に受け入れているのですか?

    当社にマッチする人材を求める中で、「東京在住でフルタイムで働きたい」人だけを探そうとするより、もっと柔軟に、優秀でやる気もあるのに、やむを得ない事情でフルタイムでは働けない人を探す方が、より個性豊かな方との出会いがあることに気づいたんです。時間や場所に縛られずに働きたい人のニーズとも噛みあっていると感じます。
    採用は形式ばったものではなく、一次面談を私が行った後、前述した月一回の「全員出勤日」に招き、他の社員にも相談して決定しています。

    ーー今後の展望、ビジョンについて教えてください。

    当社は「みんなが6割の力を出し合って会社全体が回る組織を目指す」と考えています。
    個人の業務においては、むやみに高い目標を掲げすぎないよう、無理のない目標設定をアドバイスします。もちろん、努力して目標値を超えた社員については、インセンティブ制度を設け、頑張って成果を上げた社員もしっかり評価される仕組みを作っています。
    会社全体の目標金額も、社員数も、大規模拡大したいというスタンスより、今の環境をベースに企業成長していきたいと考えています。

    編集後記

    坂井さんの前職での経験やアイデアから生まれたホープスは、これまでにありそうでなかったサービスを幅広く提供しています。ホープスの研修で新たな道を切り開けた方も多くいらっしゃるのでは、と感じました。無理をしすぎない、というスタンスだからこそ、自分の生活のペースを大事にしながら多様な働き方ができるのではないでしょうか。
    社会人教育の分野に関心がある方、勤務場所や時間にとらわれずに自由に働きたい、新しい仕事に挑戦してみたいという方に、このインタビューが届いてほしいと思います。

    株式会社ホープスの求人はこちら

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