3歳になったら年度の途中でも無償化!幼稚園の「満3歳児入園」ではたらくという選択肢を知ろう
2022.2.25 (金) updated

こんにちは!この秋から保育園ママ⇒幼稚園ママになったKyokoです。
私の息子はまだ2歳児クラス(年少の1つ下)の年齢で、本来であれば幼稚園に入るのも、幼児教育無償化の対象になるのも来年4月からのはずでした。しかし、このたび「満3歳児入園」をしたことで一足早く無償化の恩恵を受けながら幼稚園に通っています!
今回は、意外と知られていない「満3歳児入園」と「幼児教育無償化」の関係についてご紹介します。特に春~秋生まれのお子さんのお持ちの方は要チェックです!そもそも幼児教育無償化って?
『幼児教育無償化』って聞いたことはあるけど、詳しくはよくわからない…という方も多いのではないでしょうか。
私も以前、幼稚園の入園準備をしているママさんに
「今って、無償化のおかげでお金かからないんですよね?」と聞いたら
「それが、けっこう出費があって…無償って完全に無償なわけじゃないんですよね~」
と言われて初めていろいろ調べた経験があります!全部が無償になるわけじゃない
幼児教育無償化とは、ざっくり言うと、「幼稚園、保育所、認定こども園等の利用料について3歳〜5歳児クラスが無料になる」制度です。
なお、幼稚園の場合は「月額2.57万円まで」という制限があります。
※住民税非課税世帯は0歳〜2歳児クラスも対象
出典:政府広報オンラインより
ここで押さえておきたいのが「利用料」って何だろう?ということ。
たとえば、息子の通っている幼稚園では毎月このような費用が必要になります。
・保育料
・給食費
・園バス利用料 etc…
このうち、無償化の対象になるのは「保育料」の部分なので、まったく0円というわけではないんですね。いつから無償化の対象になるの?
内閣府のホームページには、
・無償化の期間は、満3歳になった後の4月1日から小学校入学前までの3年間
と書かれています。つまり、一般的には年少~年長さんの3年間ということになりますね。
しかし、ここに気になる注意書きがあるのです。
(注) 幼稚園については、入園できる時期に合わせて、満3歳から無償化します。
これは一体どういう意味なのでしょうか?「満3歳児入園」という選択肢
よく知られているのは年少クラスからの入園ですが、その1つ下の学年で3歳になったら年度途中からでも入園できる制度があります。これが「満3歳児入園」です。
たとえば、今2歳で4月2日生まれの子どもがいた場合、春になるとすぐ3歳になります。ところが、4月1日の時点ではまだ2歳なので、その年度は「2歳児クラス」で過ごすことになりますよね。
一方、4月1日に生まれた子どもの場合、その年度に年少クラスへ入園できます。4月2日生まれの子どもはたった1日の違いで、幼稚園入園までもう1年待つことになってしまうのです。
しかし、「満3歳児入園」を実施している幼稚園なら、3歳のお誕生日を迎えれば入園することが可能です。3年間、主婦あるいは一時保育利用で仕事をしていた方も、この制度で毎日子どもを幼稚園に通わせることができるようのなるのです!
入園後に入るクラスについては、「年少クラス」に編入するところや、「満3歳児クラス」を設置しているところなど、園によって様々なので各園の特徴をしっかり調べてみましょう!働くママを応援!幼稚園の「預かり保育」無償化
働くママにとって重要なのが、幼稚園の教育時間終了後に、延長で子どもを預かってくれる「預かり保育」の制度。普段は14時ごろまで、曜日によっては午前保育の日がある幼稚園でも、預かり保育が利用できればしっかり働くことができますよね。
幼児教育無償化では、この預かり保育の利用料についても月額1.13万円まで無料となっています。
ただし、この対象になるのは「満3歳以後の最初の3月31日を経過した保育の必要性のある子ども」(※住民税非課税世帯は満3歳になった時点から)。満3歳児入園しても、次の春になるまで預かり保育の部分だけは無償化対象にならない場合があるので、自分がどちらに当てはまるのか確認しておきましょう。
また、横浜市のように独自の預かり保育制度を整え、利用者負担が0円になる取り組みをおこなっている自治体もあります。はたらくママを支えてくれる制度にどんなものがあるのか、お住まいの自治体や幼稚園が提供する情報をチェックしてみることをオススメします!
参考:横浜市私立幼稚園等預かり保育事業(市型預かり保育)~わくわく!はまタイム~子どもが年少さんになるまでまだ時間があるけれど、これから仕事を始めたい・今よりもっと働きたいと思っているママたちにとって、幼稚園の「満3歳児入園」と「預かり保育」が無償化の対象になるのはとてもありがたいことですよね。
幼稚園は保育園よりも、独自のプログラムを実施している園が多いのも面白いところ。ぜひ色々な園をみて、幼稚園ライフもお仕事ライフも楽しんでくださいね!